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ラミシールのカンジダに対する効果と治療期間

中年男性が発症するイメージの強い水虫ですが、ブーツやパンプスにストッキングと足が蒸れて湿気を帯びているのは女性も同じです。
意外と隠れ水虫患者は多くいます。
水虫の原因は白癬菌という真菌です。
自然治癒することはなく、抗真菌薬を使用しなければならないのです。
白癬菌は頭皮にも感染し、しらくもという病気を発症することも、フケやかゆみがある場合には同じく抗真菌薬を処方してもらいましょう。

これらの病気で処方されることが多いのがラミシールという薬です。
真菌の細胞膜成分の生合成に必要となる酵素を阻害することで増殖を抑える効果があるのです。

ラミシールはカンジダ治療にもおすすめです。
カンジダの原因となるカンジダ菌も同じく真菌ですから、使用することで効果を発揮するのです。
1週間から10日ほどに期間使用することで外陰部のかゆみやカッテージチーズのようなおりもの・性交痛などの症状が落ち着くはずです。
膣カンジダは体内の常在菌が原因となるため免疫力が低下したりホルモンバランスが崩れるなどして菌が異常増殖すると誰でも感染しますし、何度でも再発します。
10代から50代女性の5人に1人は経験していると言われるポピュラーな病気です。
そのため、日頃から再発防止のためにもラミシールを持っておくのもよいでしょう。

ただし、似たような症状で細菌性だった場合にはラミシールを使っても効果がないどころか症状を悪化させる可能性もあります。
それに、表面上は症状が落ち着いたように見えても白癬菌がまだ残っているのであれば薬の服用をやめるとまた増殖します。
ラミシールクリームであれば薬局やドラッグストアでも手に入るものの、爪の中にまで白癬菌の入り込んだ爪白癬であれば処方薬のラミシール錠でないと治療は難しいでしょう。

剤形に種類があり、症状や状態によって使い方は違ってくるため、もしかしてというときはまずは病院で診てもらうのが二度手間にならずおすすめです。

ラミシールはカンジダ以外の疾患にも効果がある?

ラミシールは商品名であり、テルフィナリンという名前の薬剤名です。
効果は真菌の細胞膜成分の生合成に必要となる酵素を阻害することで増殖を抑える効果があるので全ての真菌感染症に効果があります。
添付文書にも、記載されている病名としてラミシールクリームはカンジダ症のほかにも下記の症状に適応してます。

  • (1)水虫やたむし(足白癬・体部白癬・股部白癬)
  • (2)癜風(癜風菌感染症)

副作用としては皮膚の接触皮膚炎や紅斑・発赤やそう痒感や刺激感、塗布した場所の鱗屑、落屑、皮膚亀裂等を認めることがありその場合は中止が必要です。
使用方法は1日1回を塗布して使用します。
治療期間は基本的に病変部位から真菌がいなくなるまで塗布します。

ラミシールの内服薬では水虫やたむしでも外用で効果が期待しにくい爪や手が変色してしまう爪白癬やフケなどが多くでる育毛部白癬、頭部白癬にも使用されます。
カンジダ症では爪カンジダ症など部位・重症度によっては内服が使用されます。
外用抗真菌剤で治療可能な患者には原則使用しないことになっています。

1日1回250mgの量を内服しますが、外用とは異なり効果も強い分、副作用は強く出ることが多く種類も多岐にわたります。
実際には重篤な肝障害(肝不全・肝炎・胆汁うっ滞・黄疸等)や体の血球がすべてへってしまう汎血球減少症、無顆粒球症や血小板減少が現れることがあり、死亡に至った例も報告されています。

内服中は副作用に注意が必要な薬剤です。
そのほかには皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)や中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)や急性全身性発疹性膿疱症といった重症な副作用を起こすこともあり、その場合は早急に中止して適切な対応を行う必要があります。
眠気やめまい・ふらつき等が現れることもあるので、高所作業や自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意するよう勧告もされています。
またラミシールの内服では皮膚の深くまで菌が侵入してしまう真菌症である白癬性肉芽腫、スポロトリコーシスやクロモミコーシスといったその他の真菌感染症にも適応があります。

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